(転載)食卓の笑顔をプロデュースする | 【伝統×創造】日本食文化を世界に発信

食卓の笑顔をプロデュースする

2016年10月にReady forにて、クラウドファンディングのプロジェクトを行った際に記載した内容の転載です。

 

皆様、初めまして。新保と申します。「食卓の笑顔をプロデュースする」という想いを胸に大学卒業後、食品の原料を取扱う会社に入社しました。

 

夢を抱き飛び込んだ食品業界は、実際には、思っていたものとは全く違うものでした。寡占化が進み、安心安全の大義名分の下、食品添加物による品質保持や業界大手による原料の買い占めなど、全てが悪いという事ではありませんが、その陰でステージを去っていく多くは伝統を重んじまじめな経営を貫こうとしている中小企業さんたちでした。

 

夢だけを抱いていても実現させなければ意味がないと感じ、経営の大学院で経営について学び、食や食文化について正しい知識を補完するためにフードアナリストの資格を取得、人脈形成や食文化の発信をする場として和食文化国民会議という団体に所属し、日々、日本の食や食文化を国内外で広めるための活動をしております。

Smile KIDS by SLP
弊社主催の飾り巻き寿司講座に参加して下さったお子様たち

今回のプロジェクトは、日本の全国各地に存在する伝統的な食材や珍しい食べ物を、日本の方々のみならず、日本に旅行に来る海外の方にも知って頂く機会を作り、まずは興味を持ってもらう事が目的です。

 

次に、その食材について広く情報を収集し拡散することによって、実際に食材を体験する(見てみる、食べてみる、作ってみる)事で自分だけの特別な旅の思い出を作ってもらう事です。。

 

将来的には、たくさんの方が日本の食材を軸にしてコミュニケーションを図り、笑顔の輪が拡がり、作り手も食べる側もハッピーになれる、そんなプラットフォームを目指しています。

本物の味を後世に伝えていく為に出来る事はなにか?

大学卒業後に入社した原料問屋では、入社以来「大豆」を担当しておりました。大豆というとピンと来ない方もいらっしゃるかと思いますが、日本の食卓には欠かす事の出来ない醤油や味噌、豆腐や納豆の原料となるものです。

 

当時は「価格破壊」などの言葉が流行り、とにかく安いことはいい事という風潮の中で安売り合戦が横行しておりました。バブル崩壊後、価格は安いままで消費は冷え込み、多くの企業が倒産していく中で、いままで伝統を支えてきた中小零細の食品製造業の方々も経営は厳しくなり、味を維持することより価格を維持することを優先しなければ存続自体危ぶまれる環境に陥っていました。

大根やぐら by SLP
天日干しされる大根(提供:キムラ漬物宮崎工業(株)様)

一方で、海外では和食ブームに火が付きはじめていました。政府の後ろ盾もあり訪日外国人の数も増え続け新たな市場を形成しようとしています。その市場に参入を試みる企業は数多くあるのですが、中小企業の不足している資源(ヒト・カネ・ジョウホウ)では市場獲得に至るまでに力尽きてしまい志半ばで諦めてしまう企業も少なくありません。

 

「食卓の笑顔をプロデュースする」という想いを実現するために出来る事はないかを考え、悩み、迷った末に出会ったのがMBAです。夢だけを語っていても飯は食えない。中小企業に不足している資源を補い、市場を獲得していく為の仕組みを作ることが自分の使命であると実感したのです。

「本物を残す」という事は、ただ単に伝統や技術だけを残すという事ではありません。現代にあった形、市場が受け入れるスタイルを身にまといながら進化していくことだと考えています。1社で出来ないのであれば、2社3社集まればいい。更に、2社3社よりも多くの企業が集まった時には今までできなかった事が出来るようになる。

 

そんな場作りの基礎を、インターネット上に作り、人や情報を集める仕組みを組み込むことで新たなイノベーションが生まれる。それを実現する事で「本物の味」を次の世代に繋いでいくことが出来る。そう信じています。

日本の本物が集まる場所作り

インターネット上に日本の食材を軸にしたプラットフォームを構築します。食に関連したサイトというと、レストランなどを検索するサイトやレシピのサイトなどが存在しますが、食材を軸にしたサイトは今のところございません。

 

食材サイトいうと食材の事典かと思われるかも知れませんが、事典ではありません。食材にまつわる地理的や時間的なデータを蓄積していくサイトになります。

 

例えば、Aという食材が作られている場所、販売されている場所、使われている場所など。これらと旅行者や消費者の位置データを共有する事で新たなコミュニケーションが確立されます。 コミュニケーションが形成されることで、新たな情報が発信されます。その繰り返しによって位置データと時間的な情報が蓄積されていくという仕組みです。

 

SNSやブログなどを通して発信された情報や、サイト内に書き込まれた位置データを集めていくことで新たなマーケティングが可能になり、食材を掲載している企業様にとっては現状の課題や新規取引のための施策として活用していくことが出来ます。

 

データ分析については、弊社がサポートをさせて頂き、必要であればさらに細かくコンサルティングをし、国内外での新規取り組みをお手伝いいたします。 食材を掲載する企業様には、登録料と1アイテム(1シリーズ)当たりの年間の掲載料を頂戴いたしますが、ネット広告などとは比較にならないほどリーズナブルな価格設定をしております。

Miso marinaded tofu by SLP
豆腐の味噌漬けをベースにした冷製カッペリーニ

 掲載企業様には、最初に基本となる商品データ(規格など)と画像データを頂くだけです。あとはこちらで英訳をはじめとする海外の言語に翻訳(スタート時は英訳のみ)し、それぞれの国の方たちに日本の本物の味を紹介するページを作成致します。

 

サイトを見て、リアクション(いいね!やコメント、情報など)を下さった方にはポイントの付与などを考えております。ポイント数に応じて、ランク設定を設け、それぞれにインセンティブとして権利を与える予定です。今回の資金調達ではまだその仕組みを作りこめる段階ではありませんが、随時、作成していく計画をしております。 詳しくはこちら(弊社サイトに移動します)。

伝統×創造×ITで世界中がHappyになる!

Many Smiles by SLP
弊社主催の飾り巻き寿司講座

人は美味しいものを食べると自然と笑顔になります。

 

これは世界共通のリアクションであって日本特有のものではありません。 日本は相変わらず飽食の時代と言われ、食糧危機に対してそれほど危機感は抱いていません。

 

でも、世界はどうでしょうか?世界に目を向けると、現代は人口を賄えるだけの食糧を確保する事が難しいと言われています。今後、人口が増え続けると益々食糧は足りなくなり、飢餓で苦しむ人は増えていきます。日本は関係ありませんか?他人事でいいのでしょうか?

 

話が飛躍しすぎているように感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、食べ物が足りなければ大量生産すればよいという事ではなく、むしろ逆であるという事をお伝えしたいのです。大量生産したものをすべて消費する、または消費する事を前提に生産することは間違いではありません。然しながら、価格競争のために大量に物を作り、商品の棚取り合戦をするためだけに原料を安く仕入れていることを続ける事が正しい事だとは思いません。

Rice field by SLP

先人たちが培ってきた和食の知恵や技術は、「もったいない」の精神に基づくものです。ものを大事にするために保存の技術が高まり、そのままでは食べられない、もしくは美味しくないものを自然の力によって美味しくする。少ない量でも満腹感を味わえたり、必要な栄養素が補給出来たりするものを少なくありません。

 

食を通して、食に興味を持って下さる方が少しづつでも増えていけば、ものを大事にし、命を頂くありがたみを理解してくれるものであると信じています。その輪を育てることこそが、私達日本人の精神であり、世界の平和につながるのだと私は信じて止みません。